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第10回 高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」
贈呈式
- 公益財団法人高橋松之助記念顕彰財団が主催する第10回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の贈呈式が10月31日午前11時より東京・千代田区のクラブ関東にて催されました。
- 受賞者全体写真
- 浅野純次理事長の挨拶
- 主催者挨拶 浅野純次理事長
- はじめに高橋松之助記念顕彰財団理事長で石橋湛山記念財団理事である浅野純次氏の主催者代表挨拶があり、受賞者の発表とお祝いの言葉を述べられました。
- 祝辞
- 来賓 衆議院議員細田博之氏 祝辞
- 来賓の衆議院議員で活字文化議員連盟・図書議員連盟会長の細田博之氏より、「書物には著者の経験や人生観、様々な示唆や教訓等が詰め込まれ、古来より人々はそれを読み、考え、語り継ぐことによって世界を広げていきました。また豊かな物語世界を堪能することは人生の大きな喜びであります。特に若い読者に対して、常日頃から読書推進活動をされている受賞者の皆さまに敬意を表し、本日お集まりいただいた出版関係の皆さまのますますのご活躍を祈念いたします」とお祝いの言葉が述べられました。
- 贈呈式
- 表彰状の贈呈「朝の読書大賞」
- 表彰状の贈呈「文字・活字文化推進大賞」
- 選考顧問で上智大学名誉教授の植田康夫氏より選考経過の報告がなされた後、賞の贈呈が行われ、朝の読書大賞は選考顧問で作家の井出孫六氏より、文字・活字文化推進大賞は選考委員で文字・活字文化推進機構理事長の肥田美代子氏より、各受賞者に表彰状及び副賞が贈られました。
- 受賞者挨拶
- 受賞者挨拶 天神山小学校 向俊子校長
- 受賞者挨拶 横手南中学校 藤峯千代美校長
- 受賞者挨拶 富山いずみ高校 八島美智子校長
- 受賞者挨拶 K-mix 祐嶋繁一会長
- 受賞者挨拶 ビブリオバトル普及委員会
理事・発案者 谷口忠大様 - 「朝の読書大賞」受賞者の七尾市立天神山小学校の向俊子校長は、「本校では市採用の学校司書が配置された10年ほど前より、朝の読書を開始致しました。翌朝読む本を机の上に置いて下校、市立図書館と連携した学級文庫、家庭での読書推進『うちどくノート』など、地域・家庭と一体となって、児童がいつでも本が読める環境づくりを評価されての受賞、大変嬉しく思います。この受賞を励みに、一層の読書推進を図っていきたいと思います。」と述べられました。
- 横手市立横手南中学校の藤峯千代美校長は、「本校では平成13年度より毎日15分間の朝の読書を実施、同時に図書委員会の活動を中心に読書推進活動を続けて参りました。近年では本とともに新聞を活用した授業、教育活動にも力を入れております。生徒たちは本や新聞を通じて自分と対話する習慣が根付き、語彙力、読解力とともに何より自主的に学習できる力が養われていると実感しております。これからも『言葉の力』を信じ、読書活動に励んでまいります。」と述べられました。
- 富山県立富山いずみ高等学校の八島美智子校長は、「本校では、平成16年より朝の読書を試験的に導入、試行錯誤を重ね、平成19年より通年で毎日10分間の活動を継続しております。『学校教育計画』等で教職員の意識の徹底を図り、また朝読を柱に、図書委員会や統一HR等で様々な読書推進活動を行っております。在学中はもとより、大人になった時、親になった時、高校3年間での朝読の経験の意味はより一層大きいものがあると信じて活動を続けてまいります。」と述べられました。
- 「文字・活字文化推進大賞」を受賞したK-mix静岡エフエム放送代表取締役会長の祐嶋繁一氏は、「10年間番組内で読み聞かせを放送してまいりましたが、当初は放送許諾の問題で苦慮をしておりました。その頃トーハンさんがうちどく(家読)という新たな読書推進活動を展開されており、以後協力をいただきながら活動を継続しております。ラジオは映像が無い分、音声、言葉を聴き、想像力を働かせながら楽しんでいただけるメディアで本と共通するものを持っております。この受賞を契機に、本に触れる機会、本に出会う楽しみを、番組を通じてさらに積極的に発信していきたいと思います。」と述べられました。
- 「文字・活字文化推進大賞特別賞」を受賞したビブリオバトル普及委員会理事・発案者の谷口忠大氏は「書籍あるいは読書は著者から読者だけでなく、読者同士の繋がりをもたらすメディアであります。『人を通して本を知る。本を通して人を知る』をコンセプトとしてビブリオバトルが現在、学校、図書館、イベント、カフェや企業の人材育成活用など国内外の様々な場所で開催されております。発案より10年目という節目の年に、文字・活字文化の振興という点から評価いただいたこと、誠に嬉しく思います。」と述べられました。
- 以上の式次第を持って式は終了、会場を中ホールから大ホールに移して祝賀会が催されました。
- 祝賀会
- 祝賀会 阿刀田高選考顧問 乾杯の挨拶
- 各受賞者の入場は拍手で迎えられ、選考顧問で作家・山梨県立図書館長の阿刀田高氏より乾杯の挨拶として、各受賞者の活動への賛辞とともに、これからも共に頑張っていきましょうと祝辞を述べられました。祝賀会は130人を超える多数の出席者のなか、受賞者を囲んで賑やかに催されました。
【お問い合わせ先】
- 公益財団法人 高橋松之助記念顕彰財団
- 〒162-8710 東京都新宿区東五軒町6-24
- TEL:03-5225-9711 FAX:03-3266-1855