トップページ贈呈式・受賞者紹介 > 第6回 受賞者決定のお知らせ

第6回 高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」
受賞者決定のお知らせ

  • 平成24年10月1日
  • 公益社団法人全国出版協会
  • 高橋松之助記念顕彰事業事務局
  • 第6回 高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」
    受賞者決定のお知らせ
  • このたび、公益社団法人全国出版協会主催の第6回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の選考会並びに選考顧問会が行われ、下記の学校・団体が受賞と決定いたしましたので、ここにご案内申し上げます。
  • ■第6回高橋松之助記念 朝の読書大賞(賞状及び副賞30万円)
  • 久山町立久原小学校(福岡県糟屋郡久山町)
  • 伊丹市立東中学校(兵庫県伊丹市)
  • 文化学園大学杉並中学・高等学校(東京都杉並区)
  • ■第6回高橋松之助記念 文字・活字文化推進大賞(賞状及び副賞50万円)
  • 福島県大熊町教育委員会(福島県双葉郡大熊町)
  • なお、贈呈式は10月26日(金)午前11時よりクラブ関東(東京・千代田区丸の内1-3-1)で行われます。
  • 受賞学校・自治体および贈呈式の詳細は、別紙(下記)の通りとなっております。貴媒体にて広くご紹介賜れば幸甚に存じます。
※贈呈式の取材ご希望がございましたら、ご連絡のほどよろしくお願いいたします。

【お問い合わせ先】

公益財団法人 高橋松之助記念顕彰財団
〒162-8710  東京都新宿区東五軒町6-24
TEL:03-5225-9711  FAX:03-3266-1855
  • 高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」について
  • 高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」は、文字・活字文化振興法の理念に則り、読書推進と文字・活字文化振興に貢献し、顕著な業績をあげられた学校及び地方自治体・団体・個人を顕彰、表彰状ならびに副賞を贈呈するものです。
  • この事業は、東京出版販売株式会社(現・株式会社トーハン)元社長・故高橋松之助氏の遺志を体して、同夫人リウ氏が公益社団法人全国出版協会および出版科学研究所に寄付されていた株式会社トーハンの株式を基金として、文字・活字文化の振興および啓発に資することを目的としたものです。
  • ■高橋松之助記念大賞の要項
  • ◎朝の読書大賞
  • 朝の読書で顕著な実績のあった学校(小学校、中学校、高等学校)。受賞数3程度
  • 表彰状及び副賞各30万円。今回は3校受賞
  • ◎文字・活字文化推進大賞
  • 文字・活字文化の振興に業績のあった地方自治体・団体・個人。受賞数2程度
  • 表彰状及び副賞各50万円。今回は1団体の受賞
  • ◎選考委員
  • 朝倉邦造(朝倉書店社長)、田中健五(全国出版協会会長)、上瀧博正(同理事長)、
  • 肥田美代子(文字・活字文化推進機構理事長)
  • ◎選考顧問
  • 阿刀田高(作家・山梨県立図書館長)、井出孫六(作家)、植田康夫(上智大学名誉教授)
  • ■贈呈式及び祝賀会
  • 日 時
  • 10月26日(金) 午前11時より
  • 場 所
  • クラブ関東 大ホール(東京都千代田区丸の内1-3-1 東京銀行協会ビルヂング19階)
  • ※ 「朝の読書」について
    1988年に、千葉県のふたりの高校教師(林公氏、大塚笑子氏)の提唱で始められた学校における読書活動で、始業前の10分間生徒と教師全員が自分の読みたい本(書籍)を毎日読むというもの。「みんなでやる」「毎日やる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」という感想文や評価のない自由な読書活動です。2012年9月14日現在の実施校は27,141校。うち小学校16,683校、中学校8,354校、高等学校2,104校となっています。
  • ※ 「朝の読書」の詳細は、朝の読書ホームページ http://www.tohan.jp/social/morning.html
    朝の読書推進協議会事務局へ。 TEL 03-3266-9587

 

  • ■第6回高橋松之助記念「朝の読書大賞」 受賞理由
  • 久山町立久原小学校(福岡県糟屋郡久山町)
  • 福岡市の西に接する糟屋郡久山町の中心に位置する同校は、310名の児童が学ぶ。「朝の読書でつながる心」を目標に全校で実施される朝の読書を契機に、読書の習慣化・集中力を養い、一日のスタートを落ち着いた雰囲気のもとに始めるという朝の読書の原則を守るとともに、読書活動推進の年間計画を立て、読書活動の充実を図っていることが評価された。
  • 朝の読書は平成10年4月から実施しており、朝の読書の定着、読書指導の充実に伴い、子ども達の読書量が、年々増加傾向を示している。
  • また、図書館を「読書センター」及び「学習情報センター」として幅広く活用して、日常の読書の質を高めようとしており、図書委員会の活発な活動、図書館活用年間計画にもとづいた読書指導、公共図書館との連携による学級文庫の充実、読書記録を取って読書習慣の定着を図る、毎週金曜日には朝の読書時間に自分が読んだ本を紹介するスピーチを行う、読書ボランティアとの連携など様々な取組を行っている。こうした取組は、県の学校図書館コンクールで入賞するなど、多くの成果を上げている。
  •  
  • 伊丹市立東中学校(兵庫県伊丹市)
  • 兵庫県南東部、大阪府と境を接し大阪国際空港を擁する伊丹市。空港にほど近い同校は生徒数668名の大規模校である。朝の読書は10年前から毎朝10分間、行事やテストの時も例外なく行われ、学校の中に根付いていること、および3年前に設立されたボランティア組織、東中学校支援地域本部事業「東中ファミリーサポーターズ」のひとつ、「ライブラリーサポート」と連携、学校図書館を活性化させ、部活や勉強にと本を読む機会の少なくなる中学生が本好きになる取り組みが評価の対象となった。
  • 「ライブラリーサポート」は15名の保護者・地域の方が参加し、図書整理や各学期2回ずつの読み聞かせ、昼休みに本をワゴンに載せて月2回教室を巡回するワゴンサービスなどを行い、生徒の読書の機会を増やそうと努めている。また、近隣の市立図書館「ことば蔵」との積極的な交流を図っている。
  •  
  • 文化学園大学杉並中学・高等学校(東京都杉並区)
  • 文化学園大学(旧・文化女子大学)附属の同校は、中学では379名、高校では792名の生徒が学び、附属の大学のみならず、多くの難関大学への進学者を輩出している。私立学校である同校では月曜日から土曜日の毎朝10分間、4原則に基づいた朝の読書が行われ、15年にわたり継続されてきた。さらに同校の教育目標である「自ら考える生徒の育成」の達成とともに、「自分の考えをアウトプットする力の育成」のためにも朝の読書は有効なものととらえ、活発な読書教育を行う姿勢が評価された。
  • 同校では、4月の朝の読書の開始日を重視しており、本年度は全国出版協会作成の資料「朝の読書導入の手引き」を入手、教員全員に配布し共通理解を図っている。また、生徒には校内放送で朝の読書の説明を行い、「図書館だより」やブックガイドを配布し、生徒がさまざまな本に出会えるよう工夫している。
  •  
  • ■第6回高橋松之助記念「文字・活字文化推進大賞」 受賞理由
  • 福島県大熊町教育委員会(福島県双葉郡)
  • 福島県浜通りの中央部に位置する人口1万人余の同町は、教育委員会を中心として10年にわたり読書を推進するさまざまな施策を展開してきた。平成23年3月の東日本大震災と同町に立地する福島第一原子力発電所の事故により、全町避難という未曾有の状況にあって、「読書のまち 大熊づくり」の宣言を継続。限られた環境の中でも避難先の会津若松市と連携し、継続的な活動を行っている点が評価された。
  • 同町教育委員会は平成15年より、読書離れ、活字離れの状況を打破すべく、『読書力』(齋藤孝著・岩波新書)を参考に町全体での読書活動を開始した。子ども読書活動推進計画の策定や移動図書館車の導入、幼稚園、小・中学校の図書館新設や図書費の確保などの環境整備を進めたほか、大熊町読書指導研究会、大熊町読書活動推進町民会議の設置、学校司書の配置(平成16年度より)などの施策を実施してきた。
  • 学校では朝の読書を毎朝実施している。また、「大熊町読書活動推進町民のつどい」を通じて、読書活動の推進対象を子どもたちから町民一般に拡大、子どもも大人も読書に親しむ町づくりを目指している。

【お問い合わせ先】

公益財団法人 高橋松之助記念顕彰財団
〒162-8710  東京都新宿区東五軒町6-24
TEL:03-5225-9711  FAX:03-3266-1855

リンク集

全国出版協会
出版科学研究所
朝の読書 全国縦断交流会
朝の読書ホームページ