第6回 高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」
贈呈式

  • 第6回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の贈呈式が10月26日午前11時より東京・千代田区のクラブ関東にて催されました。
受賞者全体写真
受賞者全体写真

 

  • 全国出版協会 田中健五会長の挨拶
  • 全国出版協会 田中健五会長の挨拶
    全国出版協会 田中健五会長の挨拶
  • 贈呈式は、まず始めに全国出版協会会長・田中健五氏の挨拶があり、「都知事の進退など最近は政局の話題が多く、文字・活字文化や出版の世界のニュースなどが少ないようだ。この会が皆さん関心を持っていただくきっかけとしていだだきたい。」と述べられました。
  • 贈呈式
  • 植田康夫氏による選考経過報告
    植田康夫氏による選考経過報告
    表彰状の贈呈
    表彰状の贈呈
  • 選考経過が選考顧問・植田康夫氏より報告された後、賞の贈呈が行われ、朝の読書大賞は全国出版協会理事で髙橋松之助記念顕彰事業委員長の朝倉書店社長・朝倉邦造氏から、文字・活字文化推進大賞は、全国出版協会顧問、文字・活字文化推進機構理事長の肥田美代子氏より、各受賞者に表彰状及び副賞が贈られました。
  • 祝辞
  • 来賓衆議院議員山岡賢次氏の祝辞
    来賓衆議院議員山岡賢次氏の祝辞
    井出孫六氏の祝辞
    井出孫六氏の祝辞
  • 来賓の衆議院議員・活字文化議員連盟会長の山岡賢次氏より祝辞があり、「電子メディアの普及はめざましいが、書物に対する認識や重要性が低下、後退するものではない。書物は人を育て、人格を形成していくものであり、受賞者の皆さんの功績は大きい。」として、活発な読書活動の実績や努力に賛辞を送られました。
  • また、選考顧問の作家井出孫六氏からは、戦中戦後からの自らの読書体験から読書の意義を考察し、その読書の推進に努めている受賞者の業績をたたえる祝辞がありました。
  • 受賞者挨拶
  • 受賞者挨拶 久原小学校 宮川優子校長
    受賞者挨拶 久原小学校 宮川優子校長
    受賞者挨拶 東中学校 太田洋子校長
    受賞者挨拶 東中学校 太田洋子校長
    受賞者挨拶 杉並中学・高等学校 桐山佐和司書教諭
    受賞者挨拶 杉並中学・高等学校 桐山佐和司書教諭
    受賞者挨拶 大熊町教育委員会 武内敏英教育長
    受賞者挨拶 大熊町教育委員会 武内敏英教育長
  • 受賞者挨拶があり、朝の読書大賞受賞者の久山町立久原小学校の宮川優子校長は「久原小の教育の基点となりますのは、子どもたちが心豊かに学校生活をスタートさせる朝の読書環境の充実であります。そのため、読書ボランティア、公共図書館との連携を深めるとともに、朝読の3つの約束の徹底を図り学校全体で大人も子どもも朝の読書に親しむことの日常化をはかって参りました。」と自校の教育における朝の読書の重要性について語られました。
  • 伊丹市立東中学校の太田洋子校長は、「ことば文化都市伊丹」を標榜する同市における「ことば科」授業や、全小中学校への読書指導員配置などの施策を紹介した後、同校におけるボランティア「東中ファミリーサポーターズ」の活動に触れ、その中の「ライブラリーサポーターズ」の活動の様子を披露され、「皆さんの力がなければ、賞はいただけなかったと改めて感謝の思いでございます。」と述べられました。
  • 文化学園大学杉並中学・高等学校の桐山佐和司書教諭(図書視聴覚部部長)は、朝の読書活動が、同校の目標のひとつである「自ら考える生徒の育成」に不可欠であるとの考えのもと、全校を挙げての取り組みとしていることを述べられた。その際、「一番力を入れている指導は、新学期の読書習慣開始における指導です。」と話され、教員間での動機づけや図書目録などを利用した生徒への導入時の指導方法について言及されました。
  • 「文字・活字文化推進大賞」を受賞された福島県大熊町教育委員会の武内敏英教育長は、昨年3月の震災、原発事故以降全町避難となっている同町において、過去10年にわたって継続されてきた「読書の町 大熊づくり」の成果として町内3つの小中学校全校が読書活動優秀実践校表彰となったことなどを話された。さらに、「心の栄養を私たち大熊町は読書に求めております。受賞を機にさらに町を挙げて読書活動の推進に邁進してまいります」と今後の抱負をのべられました。
  • 以上の式次第を持って式は終了、会場を中ホールから大ホールに移して祝賀会が催された。
  • 祝賀会
  • 祝賀会 朝倉邦造氏の挨拶
    祝賀会 朝倉邦造氏の挨拶
  • 各受賞者の入場は拍手で迎えられ、高橋松之助記念顕彰事業委員長で朝倉書店社長の朝倉邦造氏が、乾杯の挨拶として、高橋松之助氏の業績や賞の制定の経緯などを話された後に改めて各受賞者へ賛辞を送られました。祝賀会は130人を超える多数の出席者のなか、受賞者を囲んで賑やかに催されました。

 

【お問い合わせ先】

公益財団法人 高橋松之助記念顕彰財団
〒162-8710  東京都新宿区東五軒町6-24
TEL:03-5225-9711  FAX:03-3266-1855

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