第17回 高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」
贈呈式

  • 公益財団法人高橋松之助記念顕彰財団が主催する第17回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の贈呈式が、11月1日(金)14時より東京・千代田区の出版クラブにて催されました。
財団関係者と第17回受賞者の皆さま
財団関係者と第17回受賞者の皆さま

 

  • 主催者代表挨拶・選考経過報告
  • 主催者挨拶 浅野純次理事長
    主催者挨拶 浅野純次理事長
    選考経過報告 原正昭常務理事
    選考経過報告 原正昭常務理事
  • はじめに高橋松之助記念顕彰財団理事長の浅野純次氏の主催者代表挨拶があり、「本賞も17回を迎え、今年も素晴らしい受賞者の皆さまをお迎えすることが出来たこととても嬉しく思います。学校での毎日の朝の読書や図書館での読書推進活動は、子どもたちや県民が読書習慣を身に付けることに対して、非常に大きな影響を与えていると思います。本日は誠におめでとうございます。」とお祝いの言葉を述べられました。
  • その後、選考委員の原正昭氏より受賞者の業績の紹介とともに選考経過報告が行われました。
  • 講評・賞贈呈
  • 講評 片山善博選考顧問
    講評 片山善博選考顧問
    賞贈呈「朝の読書大賞」
    賞贈呈「朝の読書大賞」
    賞贈呈「文字・活字文化推進大賞」
    賞贈呈「文字・活字文化推進大賞」
  • 講評として選考顧問で大正大学特任教授・元鳥取県知事の片山善博氏より、「読書の効用として、知識が深まり考える力や読解力が身につく、ひいては人生が豊かになるなどがあります。人口減などで国力が減少している現在、生産性向上や新しい発想などが求められるなか、読書の必要性というのはかつて無いほどではないかと考えます。受賞者の皆さまの活動に敬意を表するのと同時に、是非とも全国や地域の範となり、活動が広がることを祈念します。」と述べられました。
  • 賞の贈呈が行われ、選考委員で金の星社社長の斎藤健司氏より、各受賞者に表彰状、トロフィーが贈られました。
  • 受賞者挨拶
  • 受賞者挨拶 大江学園 福知山市立大江小学校・大江中学校 由良正樹校長
    受賞者挨拶
    大江学園 福知山市立大江小学校・大江中学校
    由良正樹校長
    受賞者挨拶 大宮開成中学校 松﨑慶喜校長
    受賞者挨拶
    大宮開成中学校 松﨑慶喜校長
    受賞者挨拶 愛知県立豊橋南高等学校 有賀洋之校長
    受賞者挨拶
    愛知県立豊橋南高等学校 有賀洋之校長
    受賞者挨拶 鳥取県立図書館 西尾麻都子館長
    受賞者挨拶
    鳥取県立図書館 西尾麻都子館長
  • 「朝の読書大賞」受賞の大江学園 福知山市立大江小学校・大江中学校の由良正樹校長は、「本校では、統合する前から長年にわたり朝の読書を継続してきました。学校司書の先生が子どもたちに読書の楽しさや大切さを伝え、図書館も書店のようにPOPが並び、貸し出し数も年々増加しており、いつも子どもたちであふれています。副賞の賞金で書店さんに協力してもらい、子どもたちによる選書会が出来たら、と今から楽しみにしています。この度は誠にありがとうございました」と述べられました。
  • 学校法人開成学園 大宮開成中学校の松﨑慶喜校長は、「本校は来年20周年を迎えますが、開校以来毎朝20分間の朝の読書を継続しています。8年前に中学校と高校の真ん中の、生徒のアクセスがいい場所に図書館棟を建て、読書活動・図書館活動は更に活発になりました。学校司書と司書教諭が協力し、さらに図書委員の生徒も積極的に意見を出しながら、自由に進めているのが本校の読書活動の特徴です。図書委員による書店への「選書ツアー」は大人気で、生徒自ら様々な形で本の楽しさを伝えています。受賞を励みに、さらなる読書活動推進を行ってまいります」と述べられました。
  • 愛知県立豊橋南高等学校の有賀洋之校長は、「2006年から朝の読書を実施、当初は落ち着いた心で授業に入ることが出来るという目的で開始しましたが、昨年度に本校生徒を対象にしたアンケートでは、生徒にとって朝読が読書活動の中心であり、生活の基盤を成し、語彙力や読解力の向上に寄与していると自覚していることが読み取れます。図書館担当職員を中心に全教職員の共通理解のもと、今では当たりのように行っている朝の読書をはじめ、読書推進活動を学校の伝統としてこれからも継続してまいります」と述べられました。
  • 「文字・活字文化推進大賞」を受賞した鳥取県立図書館の西尾麻都子館長は、「鳥取県立図書館では、開館以来地元書店からの資料購入を行い、書店の皆さまと協力し、地域の読書活動を長年行ってまいりました。また医療や高齢者の暮らし、子育て、起業支援、労働の相談なども関係機関、市町村立図書館、大学図書館などと連携を深め、注力してきました。現在特に力を入れているのは「読書バリアフリー」であり、障害の有無に関わらず文字活字文化を享受出来るように様々な取り組みを行っています。これからも「県民に役立ち、地域に貢献する図書館」を実践してまいります」と述べられました。
  • 以上を持って贈呈式は終了いたしました。

 

【お問い合わせ先】

公益財団法人 高橋松之助記念顕彰財団
〒162-8710  東京都新宿区東五軒町6-24
TEL:03-5225-9711  FAX:03-3266-1855

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