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第4回 高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」
贈呈式
- 全国出版協会が主催する第4回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の贈呈式が10月29日午前11時より東京・千代田区のクラブ関東にて催されました。
- 全国出版協会 田中健五会長の挨拶
- 全国出版協会 田中健五会長の挨拶
- 贈呈式は、始めに全国出版協会会長・田中健五氏の「今年は政治、経済、社会に嫌な話も多かったが、文化の面では明るい話題もあった。文字・活字の世界もきびしいが、今年は国民読書年であり、これから頑張っていこうという雰囲気となっている。この賞も明るい話題を演出するものである。」との挨拶がありました。
- 贈呈式
- 表彰状の贈呈
- 表彰状の贈呈
- 選考顧問・植田康夫氏より選考経過が報告された後、賞の贈呈が行われ、朝の読書大賞は選考顧問の作家・井出孫六氏から、文字・活字文化推進大賞は、全国出版協会顧問で文字・活字文化推進機構理事長の肥田美代子氏より、各受賞者に表彰状及び副賞が贈られました。
- 来賓 阿刀田高氏の挨拶
- 来賓・阿刀田高氏の挨拶
- 選考顧問で日本ペンクラブ会長、文字・活字文化推進機構副会長の小説家・阿刀田高氏より祝辞があり、「私たちは言葉を覚えることで知識を深め、自我を確立する。その言葉を培ってくれるのは読書である。この習慣は獲得すべきものであるが、そのために若い方に接して、確たる成果を上げている方をお祝いするのは本当に素晴らしいことである」として、活発な読書活動の実績や努力に賛辞を送られました。
- 受賞者挨拶
- 受賞者挨拶
- 受賞者挨拶
- 「朝の読書大賞」受賞者の袋井市立袋井北小学校の大橋弘明校長は「受賞をするにあたり評価されたことは、学校と家庭と地域が一体となって、子どもたちの読書活動に取り組んできたことと感じている」と述べ、学校だけでなく大人も含めた地域の読書活動の重要性について語られました。
- 大桑村市立大桑中学校の郡上典雄校長は、「10年近く入学式あるいは卒業式、それから文化祭等の特別な日をのぞいて継続してきた」と同校の活動の特色に触れ、継続することの意義と効果を、小学校との有機的連携が行われている同村の現状などとあわせて述べられました。
- 広島市立広島工業高等学校の藤岡哲校長は、同校における朝の読書の浸透を「普通のことを普通にやっている」との言葉で述べられた。さらに、生活指導の件数の激減など具体的効果とともに校外でも自然に読書を始める生徒の姿を紹介されました。
- 「文字・活字文化推進大賞」を受賞された日本で一番子どもたちが本を読むまちをつくる会理事の古谷正宏氏は、当日所用で出席されなかった会長・和田耕造氏の挨拶の代読として、「子どもたちの身近に多くの本がある環境づくり」を目的とした会の活動をさらに継続したいと述べられました。
- 以上の式次第を持って式は終了、会場を中ホールから大ホールに移しての祝賀会が催されました。
- 祝賀会
- 各受賞者の入場は拍手で迎えられ、乾杯の挨拶に立った高橋松之助記念顕彰事業委員長で朝倉書店社長の朝倉邦造氏は受賞者へのお祝いの言葉とともに、4回目を迎えた賞が順調に応募が増えたことを紹介しました。さらに、出版人はこのような活動に応えるべく良書の刊行に努めなくては、との決意を述べるなどしました。
- 祝賀会は130人を超える多数の出席者のなか、受賞者を囲んで賑やかに催されました。
【お問い合わせ先】
- 公益財団法人 高橋松之助記念顕彰財団
- 〒162-8710 東京都新宿区東五軒町6-24
- TEL:03-5225-9711 FAX:03-3266-1855